アートメイクを検討しているが、ダウンタイム中の症状や経過が不安で、施術になかなか踏み切れない方はいませんか?ダウンタイムを長引かせずダメージを軽減するには、ダウンタイム中の正しい過ごし方やNG行為に気をつける必要があります。
この記事では、アートメイク後のダウンタイムの症状や経過、正しい過ごし方についてわかりやすく解説します。
アートメイクのダウンタイムの症状や経過を解説!
ここでは、アートメイク施術後のダウンタイムの症状や経過について部位別にくわしく解説していきます。なお症状の程度や経過には個人差があるため、ひとつの目安としてご参照ください。
眉毛アートメイクのダウンタイム
眉毛アートメイクのダウンタイムは、およそ1週間前後が目安です。眉毛アートメイクによるダウンタイムの症状と経過を以下の表にまとめます。
【眉毛アートメイクによるダウンタイムの症状と経過】
施術当日〜2日目 | 皮膚の赤みやヒリつきを感じる |
3日目〜4日目 | 色の濃さや皮膚のかゆみを感じる |
5日目〜7日目 | 色が落ち着き、皮膚状態は安定する |
施術当日は、施術部位が非常にデリケートな状態となっているため、施術周囲の皮膚に赤みやヒリつきを感じるのが特徴です。
徐々に赤みやヒリつきなどの症状は落ち着き、かさぶたができるようになります。かさぶたができ始めると、眉毛の色が濃く見えたり、皮膚のかゆみを感じたりしやすくなります。かさぶたは傷が治癒する過程で生じるため、無理に触らずに自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
その後5日〜7日ほどで、色味が自分の眉毛に馴染むようになり、皮膚状態が安定してきます。色や形が完全に定着するまでは、施術後1〜2ヶ月ほどはかかることを念頭に入れましょう。
リップ(唇)アートメイクのダウンタイム
リップアートメイクのダウンタイムは、眉毛と同様に1週間前後が目安です。リップアートメイクによるダウンタイムの症状と経過を、以下の表にまとめます。
【リップアートメイクによるダウンタイムの症状と経過】
1日目(施術直後) | 内出血のような赤みが見られる |
2日目〜5日目 | 腫れや痛みが徐々に落ち着いてくる施術部位の皮むけが見られる |
6日目〜7日目 | 施術部位の症状が落ち着き、色が定着し始める |
リップアートメイクでは施術部位に針で色素を注入するため、施術直後から内出血のような赤みが見られるのが特徴です。施術を受ける方のなかには、痛みや腫れなどの症状を感じる方もいます。
症状は次第に落ち着き、徐々に針を刺した部位の皮むけが見られるようになります。皮が一通りむけ終わる頃に、痛みや腫れが引いていれば経過は順調です。
その後1週間ほどで施術部位の状態は落ち着き、色が定着し始めます。とはいえ、リップはまだデリケートな状態にあるため、こまめな保湿ケアが必要です。
唇はほかの部位とくらべて、注入した色素が落ちやすい傾向にあります。色味を確実に定着させたい方は、2回以上の施術を検討しましょう。
アイラインアートメイクのダウンタイム
アイラインアートメイクのダウンタイムは、およそ1週間前後が目安です。アイラインアートメイクによるダウンタイムの症状や経過を、以下の表にまとめます。
【アイラインアートメイクによるダウンタイムの症状と経過】
1日目(施術直後) | 目の周りに赤みや腫れが見られる |
2日目〜3日目 | 症状が落ち着き、かさぶたができる |
4日目〜7日目 | かさぶたが剥がれ落ち、色素が定着する |
施術直後は、目の周りに赤みや腫れが見られます。アイラインはほかの部位より皮膚が薄いため、施術直後の症状が出やすいのが特徴です。
その後、施術部位にかさぶたができ始め、アートメイクの色素が濃く感じるようになります。できたかさぶたは指でこすらず、自然に剥がれ落ちるまで待ちましょう。
1週間ほど経つと、かさぶたは自然に剥がれ落ち、色素が定着するようになります。皮膚のかゆみを感じるケースもありますが、傷口の治癒段階にあたるため、触らないようご注意ください。
ダウンタイムとは?
ダウンタイムとは、美容整形での施術後に生じる、赤みや腫れなどの傷ついた皮膚が回復するまでの期間のことをいいます。
施術内容や個体差によって期間は異なり、施術当日でほとんど回復するケースがあれば、数週間〜数ヶ月かかるケースもあります。ダウンタイム中は施術部位が非常にデリケートです。外部からの刺激を受けやすいため、適切なケアや保護をすることが重要です。
ダウンタイムの症状が重かったり期間が長引いたりすると、日常生活に支障をきたしやすくなります。美容整形を受ける際は、ダウンタイムで生じる症状の程度や期間を、事前に確認してから受けましょう。
【部位ごとの注意点あり】アートメイクのダウンタイム中の過ごし方
アートメイクの効果を高めたりダウンタイムのダメージを軽減したりするには、ダウンタイム中の過ごし方に気をつける必要があります。ここでは、ダウンタイム中の適切な過ごし方や、施術部位ごとの注意点について解説します。
優しく洗顔する
ダウンタイム中は施術部位やその周辺が傷つきやすい状態にあるため、洗顔時は優しく行いましょう。とくに施術後1週間ほどは、注入した色素が完全に定着していないため、クレンジングや洗顔で顔を濡らすのは避ける必要があります。
洗顔時は拭き取りタイプの洗顔シートで、汚れを優しく拭き取るのがおすすめです。
血流が良くなる行動を避ける
ダウンタイム中は激しい運動・入浴・飲酒など、血流が過度に良くなる行動は避けてください。血流を促進させる行動は、施術部位の痛みや腫れなど症状を悪化させるだけでなく、色素の定着が不安定になるおそれもあります。
色素が定着するまでは、運動は通勤や家事などの必要最低限に留めておきましょう。
メイクはしない
アートメイク後の1週間ほどは、施術部位へのメイクも控えてください。化粧品の成分が傷口に入り込むと、肌トラブルや感染症を引き起こすおそれがあります。
施術部位の状態が落ち着くまでは、外部からの刺激を与えないように気をつけましょう。なお、施術部位以外のメイク行為は問題ありません。
保湿を丁寧にする
アートメイク施術後は、保湿ケアを丁寧に行うことが重要です。ダウンタイム中は施術部位がデリケートで乾燥しやすい状態にあります。
皮膚の乾燥は傷口の回復速度や仕上がり状態にかかわるため、処方されたワセリンでしっかりと保湿しましょう。最低でも施術後3日間は塗ることをおすすめします。
紫外線対策をする
仕上がり状態を良くするには、施術後の紫外線対策も重要なポイントです。施術部位に紫外線が当たると、注入した色素が変色や退色をおこす可能性があります。施術後2週間は、帽子をかぶったり日傘を差したりするなど、直射日光を浴びないように対策を十分に行いましょう。
ただし、施術後の1週間前後は日焼け止めを塗らないようご注意ください。
【眉毛アートメイク】前髪がかからないようにする
眉毛アートメイク施術後は、前髪が眉毛にかからないように注意しましょう。施術後はデリケートな状態であるため、前髪がかかるだけでも刺激になります。ダウンタイム中は施術部位を清潔に保つために、前髪をピンで留めるなどの工夫が必要です。
【リップアートメイク】刺激物を食べない
リップアートメイク施術後は、熱いものや辛いものなど刺激物の摂取は控えましょう。刺激物が唇への刺激になるだけでなく、過度な痛みを感じる原因にもなりかねません。
あわせて色素の変色を防ぐためには、カレー・コーヒーなど色が濃い食べ物や飲み物も避けるのが望ましいです。
【アイラインアートメイク】コンタクトレンズの使用を控える
アイラインアートメイク施術後は、最低でも3〜5日間コンタクトレンズの使用を控えてください。コンタクトレンズの使用により、施術部位に雑菌が入ったり化膿したりするおそれがあります。視力に不安のある方は、ダウンタイムの症状が落ち着くまで眼鏡をかけるようにしましょう。
アートメイクの直後も忙しい人必見!ダウンタイムの隠し方
アートメイク後は、施術部位の状態が落ち着くまでメイクは行えませんが、ダウンタイムを隠したい方向けの方法を紹介します。
サングラスやマスクで隠す
アートメイクのダウンタイム中は、サングラスやマスクなどのアイテムを使用し、施術部位を隠すのがおすすめです。施術部位を隠すと、赤みや腫れなどの症状が目立ちにくくなるだけでなく、紫外線対策にもつながります。
アイテムを身につける際は、施術部位に直接触れないように注意しましょう。
施術部位以外のメイクを濃くする
施術部位以外のメイクを濃くすることも、ダウンタイム中の症状を隠す方法のひとつです。色素が顔に馴染むまでは、色が濃くなる傾向にあります。普段よりもはっきりとしたメイクにすると、施術部位が悪目立ちせず、カモフラージュしやすくなります。
ただし、メイクを落とす際は、施術部位が濡れないよう丁寧に行いましょう。
ダウンタイムを乗り越えてアートメイクを長持ちさせよう!
アートメイクは、一度の施術によって本物に近い状態が数年間持続するため、毎日のメイクの手間が省けるのが魅力です。とはいえ、仕上がりの状態を良くしたり施術部位へのダメージを軽減したりするには、毎日の適切なケアが重要です。
施術を受ける際は、ダウンタイムの期間や症状を事前に確認しつつ、ダウンタイム中の注意点に気をつけて、アートメイクの効果を長持ちさせましょう。
ダウンタイムについて不安や疑問点がある場合は、クリニックが実施しているカウンセリングでお気軽にご相談ください。