アートメイクとは、眉毛やアイライン、リップラインなどに色素を入れる美容施術です。アートメイクをするとメイクの手間を減らせるメリットがありますが、残念ながら10年後にはほとんど色が残りません。
この記事では、アートメイクが10年後まで残らない理由や、アートメイクが落ちやすい人の特徴、アートメイクを長持ちさせる方法などを紹介します。アートメイクを少しでも長持ちさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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10年後にはアートメイクの効果はほとんど残っていない
アートメイクの持続期間は個人差もありますが、眉毛の場合は1～3年、アイラインは1～2年、リップは1～3年程度です。10年後にはアートメイクの効果はほとんど残らないでしょう。
アートメイクを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要です。2回以上の施術を受けることで、数年間は汗をかいたりお風呂に入ったりしても全く落ちないメイクを実現できます。定期的なリタッチや紫外線対策などを行うことで、アートメイクを長持ちさせることが可能です。
アートメイクが薄まる理由は表皮に色を入れるから！
アートメイクの色が薄まる理由は、皮膚の一番上の層である「表皮」に色を入れるからです。表皮は新陳代謝によって約28日周期で生まれ変わるため、色素が徐々に体外に排出されます。これが、アートメイクの色が時間とともに薄くなる主な原因です。
通常のメイクと異なり、汗や水でアートメイクの色が落ちることはありませんが、皮膚のターンオーバーが進むにつれて色素が少しずつ失われます。
アートメイクが落ちやすい人の5つの特徴
アートメイクは、メイクしたような状態を数年間維持できる美容施術ですが、人よりも早くアートメイクが落ちてしまう人もいます。ここからは、アートメイクが落ちやすい人の5つの特徴を紹介します。
汗をかくことが多い人
日常的に運動をしている人やサウナ・岩盤浴が好きな人など、汗をかくことが多い人はアートメイクが落ちやすい傾向にあります。汗をかくことで新陳代謝が上がり、肌のターンオーバーが促進されることが原因です。
ピーリング効果のある化粧品を使っている人
ピーリング効果のある化粧品を使う人もアートメイクが落ちやすいです。ピーリングは古くなった角質を取り除くため、皮膚のターンオーバーが早くなります。アートメイクを長持ちさせたい場合は、施術部位へのピーリングは避けることをおすすめします。
出血しやすい人
出血しやすい体質の人は、アートメイクの施術中に出血した血液が色素を排出してしまうことがあり、色が定着しにくくなります。
肌がすぐに赤くなる人や洗顔するとヒリヒリする人は、皮膚が薄い可能性があります。皮膚が薄いと出血しやすく、アートメイクが定着しづらい可能性があります。アートメイクが自分の肌にきちんと定着するか不安な人は、必ず施術前に専門の医師に相談しましょう。
脂性肌の人
脂性肌の人は皮脂の分泌が多く、アートメイクがにじみやすく落ちやすい特徴があります。自分の肌質に合ったアートメイクを受けることで色が長持ちするため、脂性肌が気になる人は事前に相談してください。
涙が出やすい人
アイラインのアートメイクを入れる場合、涙が出やすい人もアートメイクが落ちやすいです。施術中に痛みを感じて涙が出てしまうと、インクも涙と一緒に流れてしまいます。
痛くて涙が出てしまう場合は、麻酔の量を調整して痛みを軽減させることも可能なため、事前に施術を担当する医師・看護師にお声がけください。
花粉症などのアレルギー症状がある時は涙が出やすい傾向にあるため、アレルギー症状が出ている場合は施術を避けることをおすすめします。
【ダウンタイム中】アートメイクが落ちやすくなる5つの行動
ダウンタイム中に肌のターンオーバーを促進する行動などをすると、アートメイクが落ちやすくなってしまいます。今回は、アートメイクのダウンタイム中に避けるべき具体的な5つの行動を紹介します。
飲酒
飲酒は血行を促進し代謝がアップします。その結果出血してしまう場合や、痛みやかゆみ、赤みが強くなるリスクがあります。アートメイクをしてから少なくとも24時間以内は飲酒を避けましょう。
運動
運動も血行を促進し、肌のターンオーバーを早めるため、アートメイクの直後は避けてください。軽い運動は問題ない場合もありますが、施術後1週間は、汗をかくほどの激しい運動は控えることをおすすめします。
入浴
入浴も代謝アップにつながるため、ダウンタイム中は避けた方がよいです。シャワーは施術当日からOKですが、施術部位をラップで覆うなど濡れないように工夫してください。
ダウンタイム中は施術部位へのメイクは避けてください。施術部位以外のメイクを落とす時は「ふき取りタイプ」のメイク落としを活用して、極力濡らさないようにしましょう。
かさぶたを剥がす
アートメイクの施術後はかさぶたができる場合があります。かさぶたを無理に剥がしてしまうと、色むらや色落ちの原因になったり、雑菌が傷口から入ったりするリスクもあります。かさぶたは10日ほどで自然にむけてきますので、触らずに自然にむけるのを待ちましょう。
10日を過ぎてもかさぶたが全然剥がれない場合は、肌トラブルの可能性があるため施術を行ったクリニックに相談してください。
日焼け
紫外線にあたると、変色や色落ちの原因になる場合があります。日焼けをすると肌が乾燥し、肌のターンオーバーも促進するため、アートメイクにとって日焼けは良いことではありません。
アートメイクの施術直後は、必ず帽子や日傘などで紫外線対策を行いましょう。
10年後もアートメイクを持続させるにはメンテナンスが必要
アートメイクは時間とともに薄れてしまうため、長期間にわたって美しい仕上がりを保つためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。ここでは、アートメイクを10年後も綺麗に保つために必要なメンテナンス方法について詳しく解説します。
リタッチを定期的に行う
定期的なリタッチは、アートメイクを長持ちさせる効果的な方法です。アートメイクは時間が経つと必ず色が薄くなるため、定期的にリタッチすることで色を長持ちさせることができます。1年に1回程度を目安にリタッチを検討してください。
定期的にリタッチをすることで、流行やお顔の状態に合わせてデザインを調整することも可能です。アートメイクの流行を取り入れたり、最新の技術を使った施術を受けたりすることもできます。アートメイクを最大限に楽しむためにも、定期的なリタッチを欠かさず行いましょう。
1回で施術を終わらせない
アートメイクは一度の施術で完璧に仕上がるわけではありません。数回に分けて施術を行うことで色素の定着が良くなり、持続期間も長くなります。2回目の施術では、1回目の施術で色が抜けてしまった部分をカバーします。
クリニックによっては2回施術を受けると割引になることもあるので、施術前に確認しておきましょう。
適切な洗顔や保湿を行う
肌の乾燥や摩擦はアートメイクの大敵です。ピーリング作用のあるスキンケアを使ったり、ゴシゴシと洗顔したりすると、アートメイクが落ちやすくなってしまいます。
施術後に処方されたワセリンや軟膏を正しく使い、洗顔も泡で優しく洗いましょう。正しくケアをすると、施術部位を保護できるだけでなく、インクの定着もサポートできます。
紫外線対策をする
紫外線により皮膚がダメージを受けると、肌のターンオーバーが早くなることがあります。日焼けはアートメイクの変色などの原因にもなるため、できるだけ避けた方が良いです。アートメイクを行う時は、以下のような紫外線対策をしっかりと行ってください。
- 日焼け止めクリームをこまめに塗る
- 日傘や帽子を活用する
- アイラインの施術を受けたらサングラスも活用する
- 日光の下に長時間いないようにする
日ごろからの紫外線対策で、アートメイクを長持ちさせましょう。
10年後もアートメイクできれいな顔立ちを目指そう！
アートメイクは数年程度で徐々に薄れてしまうものの、適切なケアとメンテナンスを行うことで、10年後も美しい状態を保つことが可能です。ダウンタイム中は血行を促進する行動や紫外線によるダメージを避けてください。
定期的なリタッチや日常のスキンケア、紫外線対策を心がけることで、長期間にわたり魅力的な顔立ちを維持することができます。アートメイクの効果を最大限に引き出し、10年後もきれいな顔立ちを目指しましょう。
はむら線路沿い皮膚科 美容部門では、初めての方でも安心してご相談いただけるよう、無料のカウンセリングを実施しています。アートメイクについて不安や疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。
